国連が定めたピースデー < 9月21日 > に合わせて開催される国際平和映像祭(UFPFF)は、学生を対象とした映像の祭典です。今年は、9月20日にオンライン開催が決定! UFPFF2021の参加者を募集しています。開催に先立ち、9月9日にWORLD NOW【ミャンマーの今とこれから】映画『エイン』上映&北角裕樹さんトークのオンラインイベントを開催します。
クーデター以降、ミャンマーでは混乱が続いています。国軍の弾圧による死者が1000人を超えたという報道があります。今、ミャンマーはどうなっているのでしょうか? これからどうなるのでしょうか?
今、現地で拘束されている日本で育ったミャンマー人映像作家のテインダンさん。彼が日本映画学校の卒業制作で監督した『エイン』は、在日ミャンマー人の少年が日本に馴染むために苦労する様子を描いた作品です。【ミャンマーの今とこれから】のオンラインイベントでは、本作上映後、テインダンさん(本作ではモンティンダン名義)の親友であり、ジャーナリストで映像作家の北角裕樹さんをお招きし、貴重なお話を伺います。北角さんも一ヶ月程度拘束されていましたが、5月14日に帰国されました。
聞き手は、国際平和映像祭/ユナイテッドピープル代表の関根健次です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【イベント概要】
日時:2021年9月9日(木) 19時から20時45分
場所:オンライン(Zoomミーティング)
主催:一般社団法人国際平和映像祭
協力:日本映画大学
料金:一般 1500円/人 学生1000円/人 ※複数名で参加される方は人数分チケットをお願い致します。
募集人数:100名様
※参加者にZoomミーティング参加方法が表示されます。
プログラム:映画上映(44分)、トークQ&A
【映画『エイン』概要】
エインとはミャンマー語で家のこと。この映画は日本の中学校で学んでいるミャンマー人の少年の物語であるが、監督自身の日本での経験が盛り込まれているであろう。学生映画がこうして、マスコミには容易に現れない在日のアジアの若者の声を日本人に伝えるルートになるのはたいへんいいことだと思う。この映画で主人公の少年とその家族の人々を演じているのは在日ミャンマー人たちである。この映画は在日ミャンマー人の声なのだ。
監督:テインダン 44分(本作ではモンティンダン名義)
日本映画学校 第18期生 3年演出コース卒業製作作品
【プロフィール】
テインダン
映像作家。ミャンマーで生まれ小学校の頃に来日。茨城県で小中高と育ち、子役として活動。日本映画学校(現・日本映画大学)映画演出コース卒業。卒業制作で監督に選出され、監督作品「エイン」が学校長賞を獲得、『アジアフォーカス福岡映画祭 2006』・『第6回 伊参 スタジオ映画祭』で上映された。卒業後、助監督や芸能プロダクショキャスティング業務を経て、日本とミャンマーの架け橋となるべくミャンマーで活動。2本目の監督作品『めぐる』(2020)が、ミャンマーの『ワッタン映画祭』で審査員特別賞。2021年4月拘束される。
北角裕樹(きたずみ・ゆうき)
ジャーナリスト、映像作家。1975年東京都生まれ。日本経済新聞記者や大阪市立中学校校長を経て、2014年にミャンマーに移住、ジャーナリストとして活動する。短編コメディ映画『一杯のモヒンガー』(2017)を監督。クーデター後の2021年4月、軍と警察の混成部隊に自宅が襲撃されて拘束。フェイクニュースを流したという嫌疑をかけられ、インセイン刑務所に一か月間収監された。5月に釈放され、国外追放となる形で帰国した。
関根健次
ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役、一般社団法人 国際平和映像祭 代表理事。ベロイト大学経済学部卒。大学の卒業旅行の途中、偶然訪れた紛争地で世界の現実を知り、後に平和実現が人生のミッションとなる。2002年、世界の課題解決を事業目的とするユナイテッドピープル株式会社を創業。2009年から映画事業を開始。2014年より誰でも社会課題・SDGsテーマの映画上映会を開催できる「cinemo(シネモ)」を運営開始。映画『もったいないキッチン』プロデューサー。
【国際平和映像祭(UFPFF)とは?】
国際平和映像祭(UNITED FOR PEACE FILM FESTIVAL, UFPFF)は平和をテーマにした映像祭です。平和を願う世界中の若者が、映像によって互いを知り、国を越えたつながりを持ってほしいという願いから2011年より毎年9月21日の国連が定めた国際平和の日、ピースデーに合わせて開催しています。
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