国連が定めたピースデー、9月21日に合わせて開催している国際平和映像祭。今年の国際平和映像祭(UFPFF)2018をJICA横浜で開催しました。各賞受賞者とファイナリストをご紹介します。
オフィシャル賞
グランプリ
『Children of the Forest』ファンジャンイ・チェン 監督 他5名(Mary Institute and St.Louis Country /中国)
深い山脈に住んでいる雲南省の少数派のブーラン族は、先祖たちの教えを守り、古代の森と自然との密接な関係を保っています。 しかし、時間が経つにつれ、文化や伝統は途絶えつつあります。伝統を守ることの困難さにもかかわらず、ブーラン族は依然として森林の神を崇拝し、森林の根に自分の魂を帰還させます。 古い世代は消えており、新しい世代が現れています。 ブーラン少数民族の将来はどうなるのでしょうか?
(共同監督:Bian, Shi Wang, Jiaheng Lyu, Enqiong Xie, Chen Gao)
準グランプリ
『from Lesvos』髙橋 英佑監督( 慶應義塾大学/日本)
2015年、中東から欧州へ大量の難民が押し寄せたことが世界で注目を集めた。その最前線となったのがギリシャのレスボス島である。三年が経過した今、世界から忘れられようとしている一方で、未だ苦悩する難民や島民がいる。そんな彼らの現状に迫るドキュメンタリー。
審査員特別賞
『FROM WARLESS PLACE』 中尾 真子 監督(日本)
平和な国に住む一人の女。衣食住も3大欲求も満たされ、今日も彼女はスムージーを作る。足音に怯え、後ろ手にナイフを握りながら。
学生部門賞
『「記憶の解凍」: カラー化写真で時を刻み、息づきはじめるヒロシマ』
庭田杏珠(広島女学院高等学校/日本) 監督,山浦徹也 監督 (首都大学東京大学院/日本)
原爆により家族全員を失った濱井德三さんの記憶は「凍りついて」いました。私たちは濱井さんと,AIを用いて想い出の白黒写真をカラー化しました。そして濱井さんの記憶が「解凍」して息づき,私たちとの新たな対話と,世代を越えたつながりが生まれました。
パートナー賞
国連PLURAL+ UFPFF賞
『音楽を平和の武器に | When words fail, music speaks』ムスタファ・ナーデル監督(イラク)
イラクのモスルにIS(イスラム国)が侵略してきた時、サメールの勉強を続ける夢は砕かれてしまう。しかし、サメールは難民キャンプでバイオリンを習い、音楽を武器に戦うことを選ぶ。
横浜市国際局長賞
『from Lesvos』髙橋 英佑監督( 慶應義塾大学/日本)
2015年、中東から欧州へ大量の難民が押し寄せたことが世界で注目を集めた。その最前線となったのがギリシャのレスボス島である。三年が経過した今、世界から忘れられようとしている一方で、未だ苦悩する難民や島民がいる。そんな彼らの現状に迫るドキュメンタリー。
AFP通信賞
『from Lesvos』髙橋 英佑監督( 慶應義塾大学/日本)
2015年、中東から欧州へ大量の難民が押し寄せたことが世界で注目を集めた。その最前線となったのがギリシャのレスボス島である。三年が経過した今、世界から忘れられようとしている一方で、未だ苦悩する難民や島民がいる。そんな彼らの現状に迫るドキュメンタリー。
FINALISTS
『七転び八起き七種目』端地 美鈴 監督 (東京藝術大学大学院映像研究科 /日本)
『from Lesvos』髙橋 英佑 監督( 慶應義塾大学/日本)
『被爆電車459号』石井 俊治 監督(日本)
『FROM WARLESS PLACE』 中尾 真子 監督(日本)
『トランポリンを担いで世界の笑顔を繋ぐ旅』小林 燎 監督(サンウェイ大学/日本)
『What is Welfare?』斎木 宏共 中学3年生(工学院大学附属中学校 /日本)
『Children of the Forest』ファンジャンイ・チェン 監督 (Mary Institute and St.Louis Country /中国)
『毎日は踊りたいことだらけ』平松 悠 監督(東京藝術大学大学院映像研究科/日本)
「記憶の解凍」: カラー化写真で時を刻み、息づきはじめるヒロシマ』
『Prayer in Peace』久保田 徹 監督(慶應義塾大学 /日本)
<国際平和映像祭(UFPFF)2018 開催概要>
【プログラム】 総合司会:桑原りさ
開催日: 2018年9月22日(土)
実施時間:
第1部 13:00-15:00 (開場:12:30) 体験型イベント「平和のヒューマンライブラリー」
第2部 15:30-20:00 (開場:15:00) 国際平和映像祭 2018
会場:JICA横浜 横浜市中区新港2-3-1
参加費:無料(ドネーション制)
主催:一般社団法人 国際平和映像祭
後援:JICA横浜、横浜NGOネットワーク、横浜市国際局
協賛:
<オフィシャルパートナー> SPIRALCUTE、Next Wisdom Foundation
<パートナー> 株式会社あなたの幸せが私の幸せ、株式会社フォーバル
<個人協賛> 西隆行、鈴木智子
協力:(株)クリエイティヴ・リンク 、なんとかしなきゃ!プロジェクト、ユナイテッドピープル、横浜コミュニティデザイン・ラボ
メディアパートナー:オルタナS、ganas、greenz.jp、ヨコハマ経済新聞
【国際平和映像祭2018 審査員】
グランプリ及び学生賞審査員:
井上 高志(株式会社LIFULL 代表取締役社長、
一般財団法人Next Wisdom Foundation 代表理事)
金大偉(音楽作家、映像作家)
高橋克三(国際平和映像祭理事)
丹下紘希(映像作家)
龍村ゆかり(地球交響曲ガイアシンフォニー プロデューサー)
国連PLURAL+ UFPFF賞:
国連広報センター 根本かおる所長
横浜市国際局長賞:
赤岡謙(横浜市国際局局長)
AFP通信賞:
加来賢一(AFP World Academic Archiveディレクター)
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