5月12日@JICA地球ひろば(市ヶ谷)。4月のキックオフイベントから2回目になる今回は、「ハーフプロジェクト」との共催、西倉めぐみさんと高木ララさんの共同監督作品『ハーフ』の特別試写会。上映作品はその名の通り、ずばりハーフについて取材したドキュメンタリー映画。ハーフを取材した監督二人もハーフ、とことん説得力のある作品、と聞いて期待しない訳はない!
さていったいどういったことになったか・・・。
ゲストを含め満員御礼120名以上のお客様をお迎えしての上映会、なんと、来場者の半数が外国に起源を持つ、ハーフ&外国人の方々!これぞ国際映像祭、といったようなマルチナショナルな雰囲気の中での上映会になりました。
『ハーフ』上映。日本人と外国人の両親を持つ5人のハーフに焦点を当て、それぞれの抱える複雑なアイデンティティーに関わる問題を取材した作品。境遇も育った国もそれぞれではありながら、片方に日本人の親を持つというところで共通している彼らは、一人の人間でありながら、世界中どこに行っても外人として扱われてしまう。起源を複数にもつ、豊かさと幸せに気付くまでの過程を追う。ハーフとして生まれた本人達の思いも然り、子どもたちを見守る両親の複雑な思いもとても印象に残った。
驚くべきことに、すでに日本に生まれる新生児の49人に1人が国際結婚のカップルから生まれているのだとか。特にまだまだ「違い」に敏感な日本人、もうそろそろ変わってもいい頃かも。
西倉めぐみさん、高木ララさん両監督とUFPFF代表の関根との対談。作品に込めた熱い思いをうかがう。
会場には、作品に登場していたアレックス君家族や、デイビットさん本人も駆けつけていて、対談の最後には出演者がスクリーンの前に並ぶ、これぞプレミアム上映!といったような豪華な場面も。とっても感動的!
プログラムの最後には、西倉めぐみ監督とUFPFF学生代表の浅岡を交え、今年も9月21日のピースデーに合わせて開催する国際平和映像祭本番と、現在正に進行中の作品エントリーについて、映像制作のヒントなどをメインに、製作者、学生の立場から話を聞きく。
お客さんの中には、何年も前から監督を知っている、といったような熱心なファンの方も来場していて、いつにない熱気と暖かさで満ちた素晴らしい上映会になりました。作品はすでに劇場上映も決まっているそう、これからの両監督の益々の活躍に期待しましょう!
改めまして、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!本日ご来場いただいたのも何かの縁、9月の国際平和映像祭にもぜひあそびにきてください!!
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