国際平和映像祭2026のファイナリストに選出された11作品を発表します。本来は10作品の予定でしたが、優れた作品が多く、11作品の選出となりました。
ファイナリスト作品は、9月20日にヒューマントラストシネマ渋谷で開催される国際平和映像祭2026で上映されます。当日、学生監督が作品に込めた思いを伝えます。ぜひご参加ください。
『この先、どうすればいいだろう』
叶 林監督(武蔵野美術大学/中国)
独居の小川さんが老人ホームへ。行きつけの喫茶店の女将・裕子さんが見舞おうとするが、区役所は本人の同意が必要と言う。しかし小川さんはアルツハイマー病で裕子さんを忘れていた。
プロフィール:

1994年中国生まれ。現在、武蔵野美術大学に在籍している。
『我是日本人(私は日本人)』
谷河 響監督(南京大学/日本)
日本人大学院生が南京から新疆までヒッチハイクし、世論調査の数字の向こう側にある人と人との出会いを記録する。
プロフィール:

南京大学新聞伝播学院修士課程。中国でのヒッチハイク旅を通して、日中間の民間交流を記録している。
『崖の上のピアノ』
ヴァレリア・ソボレフスキー監督(ロシア国立映画大学(VGIK)/ロシア)
崖の上でピアノを弾く音楽家。そこに、姿を変える不思議な猫が現れ、彼の演奏を妨げる。音楽家はやがて世界そのものを”奏でる”ことを学び——真の音楽は、自分自身の内側から生まれるのだと気づいていく。
プロフィール:

ウラジオストク出身のアニメーション・CGI監督。ロシア国立映画大学(VGIK)卒業。自身の作品において、音楽とビジュアル・ストーリーテリングの関係性を探求している。現在はマンガ家のアシスタントとして活動中。
『正解』
小川ゆいり監督(神奈川県立相模原弥栄高等学校/日本)
人は人生で幾度も選択を迫られる。個人も社会も国家も同じだ。無数の選択肢から正解を選び前進するが、その正しさが誰かを傷つけ、命を奪うことは決してあってはならない——そんな思いを込めた作品。
プロフィール:

2008年生まれ 神奈川県立相模原弥栄高等学校普通科3年 美術部 第20回高校生国際美術展奨励賞、第70回全日本学生美術展佳作賞受賞
『葬られる息子たち』
ジェシー・ブラスラー監督・脚本・出演(パーチェス大学/アメリカ)
19歳の俳優、作家、映画監督。彼は現在、SUNYパーチェス校で演技専攻の美術学士号(BFA)を取得中。新作映画『E42』がいくつかの映画祭に出品されている。
プロフィール:

ジャスティン・ポランコ(23歳)、フィリピン工科大学放送学科の学生兼映画監督は、 社会的弱者の声を代弁する作品を制作している。
『息づかい』
宋楠、麦日梅監督・撮影・編集(北京師範大学 香港浸会大学連合国際学院/中国)
宋楠の子供群舞作品『Breath』を再振付し、極限の時間圧縮と縦型画面に挑戦。戦争の犠牲となる無垢な子供たちに焦点を当て、恐怖と無力感の中の少女を通して「平和への道はない、平和こそが道である」という反戦のメッセージを伝える。
プロフィール:

宋楠は経験豊富なダンスアーティスト・振付家・演出家。現在BNBUで映画・TV・新メディアの修士課程に在籍し、身体を通した精神表現としてのダンスを、映画的視点から創作している。
『乳の流れる大地』
エステル・パズール、スタヴ・フリードマン、ロニ・サリンジャー、アミット・レヴィ監督(ベツァルエル美術デザインアカデミー/エルサレム)
戦争の重みによって、日常が少しずつ崩れていく様を描いたストップモーション映画。
プロフィール:

ベツァルエル美術デザインアカデミーでストップモーション(コマ撮り)を専攻するアニメーション学生4名。
『台南のリビングで』
板津 源監督(日本映画大学/日本・台湾)
台湾・台南で60年以上続く檳榔店。そこはまるで街の「開放されたリビング」のように、地元の人や旅人が集い笑顔が広がる。マルヤンさんの飾らない人柄を中心に紡がれる、日常の中の温かな平和の風景。
プロフィール:

2003年、愛知県生まれ。日本映画大学に在籍。
『支える人』
レイラ・ノウイー監督(イラン青年映画協会/イラン)
イランの戦争が激化する日々の中、一人の老人が家族の反対を押し切り、街に残ることを選ぶ。避難民を助けようと決意した彼のその選択は、忘れていた過去への道を再び開いていく。人間の勇気と思いやり、そして静かな自己への回帰を描いた物語。
プロフィール:

レイラ・ノウイーは、イラン・マシュハド出身の映画監督。メディアマネジメント修士号を持ち、文化ジャーナリストの経歴を経て人間ドラマに惹かれ映画制作へ。『The Supporter』が初短編作品。
『部屋で』
エルハム・モハマドザーデ監督(イスラム・アザド大学/イラン)
母親が幼い娘の髪をとかしていると、突然、爆発音が響く。
プロフィール:

1986年イラン・カーシャーン生まれのエルハム・モハマッド・ザーデは、人間の経験を繊細な物語で描く映画監督・脚本家。イランを代表する映画監督の一人であるアスガー・ファルハーディーの元で脚本を学ぶ。
『故郷を抱いて』
ユ・ジェイ監督(ソウル・インターナショナル・スクール(SIS)/韓国)
韓国に暮らすウクライナ難民たちの物語を通して、彼らだけでなくすべての人にとっての”故郷”の真の意味を見つめ直す作品。



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