作品内容 応募者からのメッセージ 20年来の友人のシンガーソングライター、中村里美さんが「被爆アオギリ」2世の苗をワシントンに植樹すると聞いたのが、作品をつくるきっかけでした。広島で被爆した沼田鈴子さんは、60歳を過ぎてから「語り部」になりました。沼田さんの「二度と被爆者を出してはいけない」といういと思いが少しでも伝われば幸いです。 自己PR 5年ほど前、英国のブラッドフォード大学大学院へ留学し、平和学の修士号を取得しました。もちろん戦争をまったく知らない世代ですし、戦争とは縁のないところで生きてきましたが、なぜか貧困と平和の問題に関心を持っています。現在は「グローバルな正義と貧困問題」をテーマに博士論文に取り組んでいます。 作者名 石塚淳子( 東京工業大学 大学院博士課程3年) twitterアカウント @atsukoishizuka
作品内容 MUSIC: Improvisation when spring is in winter - Stefano Mocini Margaret Yang's Theme - Mark Mothersbaugh 4 Moments (Reprise) - Keffy Kay 3月11日の東関東大震災において、マドリッド在住の友人瀬々真紀子さんが、日本にいる全ての人たちに向けて、あるプロジェクトを立ち上げました。心の面から寄り添うことを目的とした「一〇〇〇羽の鶴プロジェクト」です。この作品では、そのプロジェクトがどのようなアイデアに基づいているのか、そしてどのように世界の人たちに東北をはじめ日本へ目を向け続けてもらうのかを描きました。僕たちに今でも届く何千もの鶴たちがこの願いを叶えてくれますように。この作品の数分間だけでも、支えを必要とする全ての人たちを元気づけることができれば、と思います。 応募者からのメッセージ 3月11日の東関東大震災において、友人瀬々真紀子さんが立ち上げた「一〇〇〇羽の鶴プロジェクト」を紹介します。この作品では、そのプロジェクトがどのようなアイデアに基づいているのか、そしてどのように世界の人たちに東北をはじめ日本へ目を向け続けてもらうのかを描きました。 自己PR 日本についての論文に取り組んでいるマドリッドの大学院生です。スペイン語圏をはじめ世界からの想いを日本で知ってもらうため、「一〇〇〇羽の鶴プロジェクト」の様々な活動を映像に収め編集しました。この作品の数分間だけでも、支えを必要とする全ての人たちを元気づけることができれば、と思います。 作者名 Daniel... read more →
作品内容 「平和」という漢字を見て、 「世界のみんなが夢を見ながら、一回りきの人生を思い存分楽しみながらいられるように、まずは日本から温かい手を差し延べ、力を貸してあげよう」 と思いました。 そこから生まれたタイトルが「和から作り出す平」です。 幸せ、不幸、平和 のような 抽象的な言葉は、決まった尺度がありません。 そのため、このようなものを感じるためには 何かもしくは誰かと比較してしか感じられないと思います。 しかし、 「夢を持っている」ことは 誰かと比較するのではなく、 自分の中で一番幸せだと思ってる 生き甲斐だと思います。 ですから、夢を持っていれば 辛くても生きていけると思いますし、 より人生を楽しみながら輝いていられるのでないかと思いました。 しかし、その日その日の糧にも事欠く人たちにとっては 夢を実現することはもちろん、 夢を見ることしか難しいかもしれません。 ですから、比較的に、少しでも幸せで平和である私達が 力を貸してあげられたらいいなと思い、 この映像と曲を作りました。 「力を貸してあげる」ことは絶対に難しくありません。 自分を犠牲しなくてもできます。 その例として「1円募金」と「フェアトレード製品の使用」をあげました。 私の周りには、「1円位」と思いながら、1円は貸したり借りたりするものではなく、ただであげることができるものという考えを持った人が沢山います。 たった1円だと思われるかもしれませんが、 世界の60億人がこの1円を寄付すれば 60億円といった奇跡をおこせるに十分な金額が集まります。 また、フェアトレード製品は高いというイメージがありますが、 実際に私たち(普通の消費者)が支払う金額には、あまり変わりがありません。... read more →
作品内容 「人のつながり」という漠然としたものを表現したい。そんな思い。 でも、「つながり」って何だ。そんな疑問。 この作品は「つながり」を一冊の黄色いスケッチブックにのせて表現しました。 スケッチブックは、次の人へ次の人へと、つながっていきます。 社会に問いかけようとか、社会を変えようとか大それたことでなく、ただ、この作品を観た後で、ついつい口がほころんでいる。そんな作品を目指しました。 この作品で、みんなの笑顔と笑顔が"つながって"くれればハッピーです。 そして、笑顔になった方はぜひ、「HaHa!!」と口に出してみてください。 きっと、それが平和を実らせるための、種になるはずです。 応募者からのメッセージ 「つながり」当たり前のようにそこに存在しているけれど、いざどんなものなのかと問われたら、答えられない。そんなもの。ただ感じられないだけ。 この作品を通して、少しでも多くの人が、そして被災地で苦しんでいる人、闘っている人に、“私はつながっている”“僕は一人じゃない”そう感じられると幸いです。Say! HaHa!! 自己PR この作品は、慶應義塾大学で活動している学生団体HaNaKichigaiのメンバーが作成しました。HaNaKichigaiは「人間と世界の色を現実から乖離したスタンスで表現する」ことをテーマに日々創作している団体です。日頃は写真や文章を用いているのですが、今回は映像に挑戦しました。 作者名 橘高 朋地(慶應義塾大学・2年生) twitterアカウント @kaist329
作品内容 タイ・ビルマ国境にあるメラウ―難民キャンプ。 ここには、世界で一番長い紛争が今でも続く、 ビルマという国から逃れた人々が暮らしている。 彼らはなぜ難民として生きることになったのか。 彼らがいまどんな暮らしを強いられているのか。 彼らの将来には何が待っているのか。 応募者からのメッセージ この作品では、あまり多くの説明は入れませんでした。それは、いま難民として生きている人たちのことを、みなさん自身で想像し考えて欲しいと思ったからです。簡単に彼らの思いを理解できるわけはありません。けれど、一人でも多くの人が彼らのことを知ることで、何か変わるかもしれない。私は、そう思います。 自己PR 現在、大学3回生。大学では、平和、開発、難民問題などについて学んでいます。映像に関しては「無」といっていいほどの知識ながら、先日訪問した難民キャンプの人々の思いを多くの人に届けたいと思い、応募しました。たくさんの人に知って、感じて、考えてもらえたら。その一つのきっかけになれたら、と思います。 作者名 二瓶 明(立命館大学・3年生) twitterアカウント @meiii81
作品内容 今回、国際平和映像祭に応募するにあたり、私たちは「走る」ということを切り口に平和について考えてみました。 一般的にランニングは精神性の高いスポーツであり、成熟した社会で流行すると言われています。 従って、大きな都市では高い組織力と整備された環境を誇示するために、こぞってマラソン大会を開催しています。 ところが、こうした商業目的のマラソン大会とは異なる趣旨のマラソン大会を見つけました。 南アフリカで毎年5月に開催されている約90キロを走るウルトラマラソン大会です。 戦争で友人を亡くした青年が、戦争の痛みや苦しみ、困窮を決して忘れまいと、そして友人を弔うために走り始めました。 始めは34人でのスタートだったのですが徐々に人々の共感を呼び、 今では世界中から1万5千人を超える参加者が集まるようになりました。 私たちはこのマラソン大会に参加されている元オリンピックメダリストの有森裕子さんにお話しを伺いました。 走ることの内側に存在している「人との繋がり」を感じながらご覧ください。 <企画> 堀仁美 明治学院大学3年 <撮影・編集> 宮川万由 東京造形大学3年 <協力> 写真提供 Cuan Walker/Markus Rōssel 走る.jp http://hashiru.jp/ 応募者からのメッセージ 人間の基本的な動作である「走る」ということ。そのシンプルで力強いエネルギーを感じて頂ければ幸いです。 また、この場を借りまして御協力頂いた皆様へ厚く御礼申し上げます。 自己PR 私自身は元々走ることが好きというわけではなかったのですが、あるインターンを通して興味を持つようになりました。この作品は友人の宮川万由さん(東京造形大学3年)との共同制作になります。 作者名 堀仁美(明治学院大学・3年生) twitterアカウント @porihtm
作品内容 去る2010年、11月。韓国の各地から選抜された多文化家庭たちが中国・広州のアシアンゲームに応援団として派遣されました。 韓国人の父と、日本人の母をもつ、多文化家庭として参加した僕が母と一緒に韓日間、そして世界の平和を願い制作した作品です。 最後の写真は3月末に開催された仁川市の「移住民文化祭」の会場に掲げられた、3月11日の東北大震災の被災地を応援する垂れ幕です。 仁川(韓国)の地より、被災地の復興を祈りつつ・・・ 応募者からのメッセージ 韓国人の父と、日本人の母を持つ韓国、仁川市在住の小学生です。韓日の関係が良くなるために何かできたらとどこかで思ってきました。今回のエントリーがそのきっかけになったらうれしいです。 自己PR 今回の日本の震災をインターネットで見てショックを受けました。多くの方が今苦労していると思います。何かそんな人たちを応援したいという気持ちで去年のサポータズ活動のビデオを作りました。仁川(韓国)より、被災地の復興を祈ってます。 作者名 山田洪成(西区カジョン小学校・5年生) twitterアカウント @ragoyan
作品内容 「パキスタンは危ない」とみんなが言っていた。 洪水による伝染病の発生、度重なる自爆テロと政情不安を理由に、外務省も「退避勧告と渡航の延期」を要請していた。 けれど、私がパキスタンで経験した出来事は、日本で得られた数々の「情報」とはかけ離れたものだった。 「テロリストなんてどこにいる?」 そういって笑うパキスタン人がいるだけだった。 洪水や難民、対テロ戦争の陰で語られないもの、国の後ろにある一人ひとりの顔を描いてゆきたいと思った。 撮影・編集 尾沼宏星(早稲田大学川口芸術学校 8期生) 応募者からのメッセージ パキスタンの夜は真っ暗です。街灯も少なく、停電だって日常茶飯事です。けれど、暗闇があって初めて光が生まれることに気付きました。破られたことの無い平和があったとして、人はそれを知覚できるのでしょうか?あらゆるものが内在する両義的な世界を、これからも見つめ続けてゆきたいです。 自己PR 大学では文化人類学を専攻していましたが、活字で論文を書いてゆくと同時に、映像で人の心に届くものを作りたいという思いがありました。映像には世代、言語、国境を超える力があります。微力ながら、自分に何ができるのか真摯に考え、実現させてゆきたいです。 作者名 尾沼宏星(早稲田大学川口芸術学校・2年生) twitterアカウント @heroto4