2017年11月10日、ニューヨーク国連本部にて開催された国連機関UNAOCとIOM主催の映像祭「PLURAL+ 2017」のアワードセレモニーに国際平和映像祭より関根健次代表理事と高橋克三理事が出席しました。
今年より国際平和映像祭(UFPFF) が開催パートナーとなり、パートナー賞としてUFPFF賞を出させていただきました。審査員は国連広報センターの根本かおる所長でした。受賞者をニューヨークで開催されるアワードセレモニーに招待することとなっておりましたが、「Hope」という作品で受賞されたシリアの若手映像クリエイター、Salih Hasnawiさんは、残念ながらシリアからのアメリカ入国が出来ませんでした。本人から送られて来たビデオメッセージが流されました。
彼は「Hope」を危険を感じながらもアレッポで撮影。紛争が続き、命が失われ、街も家も破壊されてしまったシリアには、希望が必要だと崩れかけたビルの一室をピンクに塗り、奥さんが出演し、希望を感じさせる作品を制作されました。今後も映像制作を続けていくとのことでした。
Salih Hasnawiさんのかわりに来場してくれたのは、Salihの支援者でシリア支援NGOシリア・リリーフ会長のMounir HakimiさんとRolla Hinediさん。シリア・リリーフは、シリア内で60の学校や、いくつもの病院やクリニックを運営する団体です。
関根は、授賞式のスピーチで「シリアからSalihの来場を心から願っていましたが、彼はシリア人なのでここに来ることが出来ませんでした。ぜひ、想像してください。彼のように自由に行きたい国に行けない人がいることを。戦争のない世界の到来を願っています。シリアの人々に平和が訪れますように。」と話しました。
国際平和映像祭(UFPFF)とPLURAL+のパートナーシップは来年以後も継続していく予定で、受賞者をニューヨークに来年も招待する予定となります。ぜひPLURAL+及び国際平和映像祭(UFPFF)への作品エントリーをご検討ください。
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